大前先生が人工知能(AI)・データサイエンスを利用して、コーチが不在であってもアスリート自身がパフォーマンスを客観的に把握できる研究を実施し、IEEE Young Researcher Award (Computational Intelligence Society Japan Chapter) を受賞しました!
この賞は、計算知能 (Computational Intelligence) 分野において今後の発展が期待される研究を遂行した、35歳未満の研究者に贈られるものです。本学教員は、超小型の慣性センサを装着したアスリートから得られる慣性信号に対し、時間・周波数解析と機械学習(人工知能)を適用することで、競技を構成する人の連鎖的な動作を極めて少ない誤差で1ユニットごとに分解するとともに、そのパフォーマンスを全自動で定量化するアルゴリズムを考案しました。また、本アルゴリズムをシステムに実装することで、コーチが不在であってもアスリート自身がパフォーマンスを客観的に知ることができる環境を構築しました。この研究は、オリンピックを目指すアスリートなどへの適用が期待されています。
この取り組みが評価され、IEEEより本賞が授与されました。2020年9月に開催される第36回ファジィシステムシンポジウムにおいて、表彰式が行われる予定です。