ICICIC2025でBest Presentation Awardを受賞しました!

ICICIC2025でBest Presentation Awardを受賞しました!

受賞名: ICICIC2025 Best Presentation Award

タイトル: An Attempt at Glitch Classification in Gravitational Wave Detectors across Different Observation Periods Using Transfer Learning

現在、国際重力波観測ネットーワーク(米国・イタリア・日本に設置された重力望遠鏡 LIGO・Virgo・KAGRA)による重力波観測が進められています。重力波望遠鏡においては、非定常かつ非ガウス性の多様な突発性雑音が発生し悪影響を与えています。この突発性雑音の種類を分類することが、重力波観測における1つの重要な課題となっており、重力波望遠鏡のパフォーマンス向上を探る1つの手がかりになります。一方、観測期間が異なると、望遠鏡の調整などにより、その特性が異なるため、今までは各観測期間において、その都度突発性雑音を分類する人工知能の学習が必要でした。本研究では、今までの観測期間における突発性雑音のオープンデータを用いて、転移学習の適用の可能性を議論しました。これらの学術的貢献が認められ、受賞に至りました。

文責: 大前佑斗

日本大学生産工学部マネジメント工学科 専任講師、人工知能リサーチセンター 研究員。ゼミ配属では、プログラミングや人工知能を、時間をかけ丁寧に学習したい方を募集しています。文系・理系、どちらでもokです。

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