phpMyAdminのインストール
MariaDBをGUIで操作するためのソフトウェアとして、phpMyAdminがある。このインストールを行うには、
yum install --enablerepo=remi,remi-php71 phpMyAdmin
と打ち込む。yでインストール完了となる。ただしこのままだと、ローカルからしかアクセスできない。外部からアクセスできるように、phpMyAdminの設定を変更する。
vim /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf
と打ち込み、
Require localを以下のように変更する(#はコメントアウト)。
#Require local
Require all granted
これで、ローカル以外でもアクセス可能となる。その後、httpdを再起動する。
systemctl restart httpd
すると、ブラウザ上から(つまりどこからでも)phpMyAdminにアクセスすることが可能となる。以下のようにブラウザで入力してみると、確認できる。
http://xxx.xxx.xxx.xxx/phpmyadmin
ただし、現状ではこのページはipアドレスが漏れた段階で誰でもアクセスできてしまう。そのため、アクセスのURLを変更する。このため、phpAdminの設定ファイルを開く。
vim /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf
そして、Alias /phpMy… と Alias /phpmy…を2つともコメントアウトし、Alias /phpMyAdminXXXXXXXX /usr/share/phpMyAdminと入力する。そして、httpdを再起動する。
systemctl restart httpd
これで、ログイン画面のURLが以下のように変化するので、この画面にいきにくくなることから、セキュリティが向上する。ここに接続するためにはブラウザで、以下のように入力する。
http://xxx.xxx.xxx.xxx/phpMyAdminXXXXXXXX
なお、xxxはvpsのipアドレスで、XXXは無作為の文字列である。phpMyAdminにログインするためには、MariaDBにおいてroot権限を持つユーザ名(VPSのrootではないので注意)、およびそのパスワードを入力すればよい。
次に、WordPressで使用するデータベースの設定を行う。phpMyAdminにログインし、データベースを選択する。
その後、「wordpressdb」と名前をつけ、「utf8mb4_general_ci」を選択し、作成ボタンを押す。
これがWordPressで使用するデータベース名である。
phpMyAdminのバージョンアップ
PHPを7.3にあげた場合などは、上ではNGとなる。
yum --enablerepo=remi-test info phpMyAdmin
で、現在のバージョンをチェックする。その後、
yum update yum install --enablerepo=remi,remi-php73 phpMyAdmin
とすると、PHP7.3と対応づくように、バージョンアップする。その後、
yum --enablerepo=remi-test info phpMyAdmin
でバージョンが変わっていればokである。設定をいじる場合は、
vim /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf
にあるconfigファイルも同時に変えること。その後、httpdのリスタートも忘れずに。
PHPを7.3にして、phpMyAdminを71のままにすると、webからphpmyadminにアクセスできなくなるので注意すること。